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グリーンカードが失くなって焦った#28『どうしてそういうことになるの?』

雨上がり夕景

まさか、そんなことがあるわけがないことが起こりました。

いつもなら絶対にお財布の所定の位置にあるはずのグリーンカードが失くなっていたのです。お財布はどこかへ外出する際には必ず持ち歩くので、

「もしかしたらどこかでおとしてしまったのか?」

もしくは

「誰かに抜き取られた?」

余計な心配が頭の中をよぎり、いてもたってもいられなくなり、

「すごいやばいことになってしまった、どうしよう。」と半ばパニックになりました。

その日は、久しぶりのヘアサロンでヘアカラーとカットをしてもらって気分良く帰宅し、

「そろそろアメリカでも働かないと暮らしていけなくなる。」

ということで、近くのスーパーの仕事の申し込みをしようということで、

「グリーンカードを出して置いて」と夫から言われ、

了解とばかりにお財布を開けた時に、

「ない!」絶対あるべきものがどこにもない状態を知り愕然とする私。

これは相当やばい状況だと思い、全ての持ち物の中を探し、全ての引き出しの中を探り、ハンドバックの中も全て見てもどうしても見当たらない。だってなくす訳がないのです。

必要な時しか触らないからお財布から落ちたりもしないだろうし、

さっき美容院で支払いをした時には気に留めていなかったから気が付かなかったし、

一体全体どこに行ってしまったのか途方に暮れてしまい、しばらく落ち込んでいました。

これは気分転換をしないと気分がもっと落ち込むと思い、私はジムに行って体を動かしに行くことに。

夫はもちろん、信じられないという面持ちで憮然としていましたが、ないものは悩んでも仕方ないと割り切り、とりあえずいつものワークアウトをしに出かけました。

いつもなら忘れないお水も持ち忘れ、動揺が隠しきれません。

とにかく、頭を切り替えるべく、いつものジムでのエクササイズの工程を気もそぞろでこなし、汗だくになってプールサイドで瞑想をしてみました。ですが、気持ちは安定せず。

お水も持参するのを忘れてしまっていたのでとりあえず、喉も乾いたので家に帰ることにしました。

帰ってはみたものの、もちろん夫はあまり機嫌が良くないみたい。

そのことに気を取られると、喧嘩になるので淡々と自分のできることをしてその場をやり過ごすことに。

その日は気分良くいられるはずだったのに、グリーンカードを失くしてしまったことで、全てが台無しになりました。

お金がかかるダブルショック

翌日は日中でないとwebでの手続きが落ち着いて出来ないという事で、夫は仕事を休むことにしたようだった。私はまた、気分を落ち着かせるために、自分のハイヤーセルフとつながる瞑想をして、すごいお願いをしました。

「自分の出来うる限りの探し物はしたのに、見つかりません。どうかお願い、どこにあるか知らせてください。よろしくお願いします。」

そんな気持ちを込めて懸命にひたすら祈りました。

翌日、目覚めると相変わらずの現実が待っており、ショックから抜けきらず起き上がる。

夫は昨日よりは、落ち着きを取り戻し平常に戻っていたので『ホッ!』としました。

最近の夫は週7日働いており、休みがない状態が2週間続いていました。そんなこともあり、私がこんな事態を引き起こしたことで、余計なストレスを与えてしまったことに、とても申し訳なく思っていました。

そして、今日も仕事に行くはずの夫は、私のせいで仕事をお休みしなければならなくなりました。

午前中に1週間分のいつもの買い物をして午後からグリーンカード紛失の手続きをすることにしました。

『自分が無くしたのだから、私が手続きするもの。』と思っていましたが、

どうやら夫がアメリカのウェブサイトのグリーンカードを扮した場合の手続きをやらないといけないと思ってくれていたおかげで、英語ばかりのホームページは私が見ても何一つ、わからない文字ばかりに見えてしまいます。

とにかくウェブ上での手続きを一つずつ、面倒臭い入力をしていくしかありません。

私のグリーンカードのステータスさえ、私は今まで曖昧なまま過ごしていた事にも、気付かされました。どうにか古いパスポートのVISAを取得した時のページにそれがあったので助かりました。

しかも、グリーンカード紛失・盗難の際には

『更に$550(現在の日本レートで77,059円)掛かる』とわかり、さらにショックになる。

生きているだけでお金がかかると思っているのに、無駄な出費を増やしてしまっていることに、情けなさと申し訳なさが入り混じり、なんとも言えない気分。

そんなこんなで入力が進み、1時間過ぎたあたりで、プリントアウトをするために机の下のプリンターにかがんだその時、夫の動きがやけにスローモーションで私を振り返りました。

「何?どうした?」ピンと来ていない無頓着な私。

夫が何かを『ポロリ』と絨毯に落としたと思ったら、

そうなのです。なんとプリンターのスキャナーの中に、探していたグリーンカードが挟まってあったのです。

『よかったー!!』

二人とも、がっくり頭を落とし、安堵しました。さっきまでの落ち込みが嘘のようです。

昨日からのジェットコースターのような気分の上がり下がり、心臓に悪いからやめてくれ。

そんな思いになりながらも、心のどこかで

「それはそうでしょう、だって失くすわけがないんだから。」と思いながら、

どう考えても、夫しかスキャナーは使わないので、彼が何かの申請手続きのようなものをする際に必要で渡していたが、二人ともすっかり忘れてしまっていた。

以上が事の成り行きですが、それにしても、神隠しにあったような気分でした。

とにかくグリーンカードが手元にもどり、やっとホッと一息。

自分のハイヤーセルフとガイドスピリットにも感謝の気持ちを伝えました。

『お陰でグリーンカードを見つけることができました。本当にありがとうございます。感謝して生きます。』

大袈裟に思われるかもしれませんが、私はグリーンカードを手にするまですごい時間とお金がかかりました。

その事を考えると、このグリーンカードが手元にある事を当たり前と思わず、必ず確認する事を改めて誓い、感謝を忘れないようにしなければならならないと改めて思い起こさせられました。

夫も最近働き詰で疲れが取れていなかったので、不可抗力的なことがないと休まなかったと思うので、強制的にお休みをさせられたのだと思いました。

今までアメリカ生活を送れてきたのは、実家の母のサポートがあったので、なんとかやり過ごせてきたのですが、そのサポートも永遠に続けてもらうわけにもいかず、しかも、家賃、倉庫、保険、生活の全てにおいて物価が高騰し、生活自体が生きていくだけで大変なアメリカ生活です。

アメリカで言葉が通じないという事で働く事に躊躇があったのですが、今回グリーンカードがあるだけで、法的に働くことが認められているということにも感謝だと思い、その躊躇よりも働けることがありがたいことなんだという気持ちになりました。そのような目に遭わなければこの気持ちにまで自力で行き着けなかった自分がとても情けないですが、その事にも気付かされました。全ては感謝でしかありません。

とにかくこの騒動のおかげで、本当になぜこんな事になったのかというもそうですが、気づきを与えられた経験でした。

50歳になってもチャレンジングな人生を歩み続けるとは思ってもいませんでしたが、人生の流れに乗って新たな生活の場をアメリカフロリダ州 West Palm Beachに移住することになりました。その経緯や今後の生活で感じたことを綴っていきたいと思います。

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