アメリカの親戚#25『そんな事ってあるんだ』
アメリカのフリーウェイで
今回、ママさん(義理の母)がフロリダに来てから、またアメリカの親戚であるアンクルバービーの家に行く機会があったのでその時のお話です。今回はイースターの翌週にアンクルのお宅へママさん、義理の妹のジョーイ、夫と私の4人で車に乗ってフォートラダーディールに向かっているときにびっくりした事がありました。
ジョーイが運転してフリーウェイを走っている時です。いつも私は高速に乗ると一定のスピードに乗って気持ちよい眠気に襲われ、運転手には申し訳ないのですが知らない間に眠ってしまうことがあります。
今回もいつものように心地よく車に揺られて軽く寝ていると、珍しく急ブレーキの振動でびっくりして目を覚ましました。どうやら危険な運転をしている車がいて周りの交通スピードを無視して、右に左に割り込み運転をして他の車を脅かしていたようでした。
とりあえず何事もなく、そのまま運転していると、2回目の急ブレーキでの速度ダウン。何かと思ったら事故があったようで車の渋滞が始まり出していました。
そろそろと車を進めていくと、道路に先ほど私達の車を脅かしたその車が事故っているではありませんか。
しかもよく見ると、道路に大の字になって大きな体の男の人が顔面から血を流しています。前の車に追突したのか、フロントガラスは大きく割れており車から道路に飛び出してしまったようでした。
様子を見て、夫は元ネイビーのレスキュー隊だったので、すかさず車から降りて、状況を確認しに助けに行きました。
どうやら即死だったようで、もう息はなかったとの事。他の事故の当事者たちも対応していたので、他になすすべもなくとりあえず車に戻ってきました。
とりあえず、交通が動きだしたので安全運転を肝に明示ながら、また運転を再開しておじさんの家に向かいました。
ジョーイも気が動転していたのでしょう、高速の出口を大幅に間違えてしまい、いつものコースから外れてしまいました。ナビで確認しながら遠回りをしてやっとおじさんの家に着くことが出来ました。と、思っていたら、後でわかったのですが、出口を間違えたのは、どうやら助手席のママさんが話続けていた事に注意を払っていたら、高速を降りそびれたという事でした。(笑)
それにしても間近で事故に遭い亡くなった方がいるのを直に見たのは初めてだったのでとてもびっくりしました。車の運転はこちらが注意していても、危険があるという事を目の当たりにした事で細心の注意が必要だと改めて感じます。
アンクルバービーのフロントヤード
おじさんの家に着くと、家のガレージ全体を開放して何やら3人の従姉妹たちが食事の支度をしています。そのひ孫の二人の女の子が目に入ったので、早速近付いて見るとみんなが来る前に腹ごしらえをしていました。
11歳のチャルダは4歳のメドゥの面倒を見ながら一緒に食事をしており相変わらずの優しいお姉さんぶりです。メドゥはピージャンライス(豆のご飯)から豆を取り出すのを真剣に行っており、こんにちはと声をかけても見向きもしてくれません。「今、豆を撮るのに集中してるからね。」と言って恥ずかしいのかこちらに顔を向けてくれないのです。なんて可愛いんでしょう。と思いながら向こうに目をやると、アンクルバービーが電動椅子に乗って奥にいたので挨拶をしに行きます。
おじさんは奥さんを亡くしたばかりです。でもこうやって親戚の人達が彼の家に集まって来るので少しは寂しさも紛れるでしょう。彼は「今日は来てくれてありがとう」とハグして挨拶。そして従姉妹たちやその旦那さん達にも「はーい、ミナコ元気かい」とハグの挨拶。みんな私を親戚として迎え入れてくれます。
日本にはハグの習慣がないにしても、日本の親戚よりこのアメリカの風習は親密に歓迎されている気にさせられます。
どうやら今日は私たちだけではなく、おじさん側の姪っ子、甥っ子の家族達が一堂に介して集まる会のようで、次から次へとたくさんの家族達が車に乗って集まってきました。(50人はいたと思います。何せ4世代が集まっているので。)
みんながそれぞれ椅子や食べ物を持ち寄っています。なるほど、だからジョーイの車にも折り畳みしきの椅子が積んであったんですね。(そんな事は知らずに、ママさんについて先に家に向かってしまっている私。気付いてない人)そしてみんな白Tシャツとブルージーンズで服装も揃えていました。
ソフトドリンクやスナック、そのほか大量のメインのフライドチキン、ローストチキン、ポークチョップ、ピージャンライス、サラダ、フルーツ、デザートといろいろな食べ物が並んでいます。
今日はみんなで心地よい天気の中、外で楽しむ日だったようで、私は家の中は寒いからと一人で黒のトレーナーとジーンズという間違っている格好で、少し気恥ずかしかったですが、トレーナーを脱げば白いタンクトップとジーンズでみんなと同じになるから途中で暑くなり脱いだりしていました。
私達も椅子に座ってビールを飲みながら談笑していると、どこからともなくドサっと何か大きな音。
どうやら体が重すぎて椅子が壊れて転がり落ちた人がいたようです。(笑)
そんな感じでそれぞれが好きに食べたり飲んだり、走ったり、遊んだりして過ごしました。
しばらく皆を眺めながら飲んでいたら、コロコロと、何か転がってきました。子供達が遊んでいた投げ輪です。それを取りにきた子に「私も投げてもいい?」と聞くと「OK」と即答。
よーしここで一発入れてやるろうという感じで思いっきり投げたら思いっきり外れました。すごく大きなリアクションでわざと悔しがっていると、子供達が少しずつこちらに輪投げの的になる棒状の的を近づけてきて、「もう一度投げていいよ」と言った感じでまた投げ輪を持って来てくれます。
ジワジアとどんどん私達の方に的が近付いてきて、とうとう私の目の前までその的を動かして来たので、そうなったら子供のように真剣に遊ばない手はありません。
子供達は大人が真剣に遊んでくれるとわかると、英語が話せる話せない関係なく、人懐っこい笑顔でいろんな子達が寄ってきて大盛り上がりになりました。
こちらがオープンマインドでいると、相手もそれがわかって打ち解け合える。
これこれ、そういう事が楽しいんですよね。メドゥはすっかり私に慣れたようで嬉しくて何度も輪投げの輪を自分で投げずに私に渡してくれます。犬や猫がその存在に慣れてくるとお尻をこちらに向けて安心するように、私の膝にもたれかかるようになりました。子供のピュアなそういう所が、とても可愛く感じてしまいます。すっかり仲良くなることが出来ました。
そんな感じでアメリカにはまだ知り合いはいませんが、たくさんの親戚達と過ごしたある1日の出来事でした。


















