本格的な内観の始まり#46
ハイヤーセルフと繋がるってどういうこと?
学校が修了したのに、一向に『これだ』という感覚が掴めなくて、なんとなくはわかるけど、これでいいのかな?
という曖昧な感覚のまま日々が過ぎて、せっかく学校に行ったのに、私は何も得られていないのではないか?
という自己不信のような感じになっていました。
だから何をどうしたら良いのか?
学校の謳い文句は、『ハイヤーセルフに繋がれて人生を生きやすくなる』だったのですが、生きやすくなるどころか、逆に何もする気になれずに、どうしたらいいのかわからなくなるという事態に陥っていました。
それなりにイベント参加をしてみたり、セッションをしてみたりとやってはいましたが、自分自身に繋がる感覚になる事が、一体どういう事なのかがわからなくなっていました。
そしてとうとう、何もする気が起きないのです。
学校に行ったら、何かが変わるはずという期待。
それは幻想でした。
学校は手法は教えてくれても、結局は自分のハイヤーセルフに繋がれるのは自己努力でしかないのです。
真剣にその状態になる事をやり続けること。それしかありませんでした。
学校に依存するつもりはありませんでしたが、これだけ集中して取り組んでいるのだから、卒業したら生きやすくなると信じ込んでいた自分がいました。
自分に繋がれない限りは、どこに向かっているのかさえわからなくなります。
今、アメリカに、何も掴めないまま帰っても意味が無い。
結局自分自身と向き合う事をひたすらできる環境が用意されたのだからここで踏ん張るしかありませんでした。
踏ん張るというのは、自分ととことん向き合うということで、外側の現実に何も起こらなくなるくらい、何もしないという状況の中で、体も以前のように動けなくなり、ある日突然に、肩と腕、背中が固まって体が動けなくなることで、自分に向き合う事しか出来ない状況になりました。
ここまでくると、じっとして痛みに耐えて、自分と対話することしか出来ない境地になりました。ある意味、蚕が繭の中でじっと成長するのを待っているような感覚です。この状況は半年も続きました。
卒業後、それぞれが自分の向かう先へ進んだり、次の勉強を始めたり、元いた場所に戻ったりする中
私はそのどれも出来ないまま、ひたすら自分と向かい合う事を余儀なくされました。
最初は自分へのダメ出しや、情けない気持ちをなんとかしたくて戦っていたのですが、それも意味がなくなり、この状況を客観的に受け入れる事しかできない事に気がつき始めます。
まずは自分の体の中に、自分自身がここにいるという感覚に浸り、自分がその時の何を感じているのかに目を向けるのです。
いつも外側の現実にばかり目を向けていた自分。体の中に自分がいないなんて思ってもいなかったのです。それを知った時はとてもショックを受けました。思っている以上に自分の中にいるという感覚の中に入らなければならなかったからです。
でもその事に気がついてからは、それをとても意識するようになりました。
ある出来事があったときに、ただ反応している時とは違って、それを見て自分は何を感じ、どう思っているのか。
そうやって今まで無意識に漠然としていた感覚(自分がどんな事が嫌で、どんな事が好き)に意識を向け始めました。
この感覚になるには瞑想状態に入る事がとても大切でした。
体の中に入って感じ入る
自分が瞑想状態に入る時、私は何かが見えるというよりも、感覚的に何かを感じ、それがだんだん映像とまではいかなくても、視覚的に感じるようになってきます。
そして頭頂から光を体の中にゆっくりとおろしていく。体の隅々までその光が行き渡るのを感じていきます。
そうやって深い呼吸をなん度も繰り返しながら、体の中のそれぞれの場所に意識を向け始め、グランディングをしてオーラを整え、プロテクトをしていくと
自分の眉間の辺りに、マゼンダピンクと黒の渦巻きが外側から内側に入っていくように、まるでボルテックスにどんどん吸い込まれていくように見えてきます。私にとってはその状態になったときにやっと自分のハイヤーセルフとつながりはじめたと感じ始めるのです。
ひたすら、その状態を維持し続けて、『今、自分に必要なメッセージを受け取る』と意図して、しばらくすると
心の中の声のように、何かを感じてそれが言葉となって出てきます。
それが私にとっての繋がれているという感覚です。これは人によってそれぞれ違うようなのですが、体の中に意識を向けていくことでまずは自分がどのように感じているのかを知る事でわかってくるようです。
答えは自然とやってくる
そうやって自分と向き合う感覚をずっと続けていましたが、なかなか目に見えて現実的な変化がないままの日々が続きました。
この先をどうしよう? 仮の住まいである実家にこのまま残っていても何も変わらないし、意欲も何も湧き上がってきません。ただひたすら、変わらない現実を淡々と送り、自分と向きあう日々が続きました。
そして何ヶ月かたったある日の夜。
母が突然『あなたアメリカにそろそろ帰ったほうがいいんじゃない?旅費を出してあげるから帰りなさい。』
それは、私がずっと心では思っていても声に出すことが出来ずにいた思いでした。
自分のお金を作り出す事がないまま日本にいたので、帰る旅費もどうしたらいいかずっと思い悩んでいたからです。
とうとう、『答えが出た』と思いました。
母も突然に湧き上がった感覚らしく、いきなりそんな事を言いたくなったというのです。
やはり自分はアメリカに帰ってやるべきことがある。そう思えました。
そうしてやっと先の見えない答えがやってきて、何かが動き出そうとしていました。
そして変わってきた
自分の行く末が見え始めると、そのために何をするのかを考え始めることができるようになりました。
いつ、アメリカに帰るのか、アメリカに帰ってからどのように自分を生かしていくのか。
そのような事を考えることがやっとできるようになりました。
そして私の周りでも、うまく人生が回っているように見えていた人でさえ、やっと以前の私のように何をしたらいいのかわからなくなって、やる気がわかなくて辛いという状況になっているのを目の当たりにして
自分が何のためにそうなっていたのかが、わかったのです。
それは誰よりも早く、そのような状況を経験して、今後、同じような悩んでいる方を理解して、
『そこから抜け出していける』ということを伝えていく必要があるのだという事です。
ある日、元クラスメイトとセッションの練習をしていたときに、その友人がポツリとこう言いました。
『最近、今まで自分が参加しているコミュニティとの関係も感覚が合わなくなって、自分はこれからどうしたらいいのか迷っているの』と
それを聞いた時に、やっと私と同じような状況が他の人にも起こり始めたのだと思いました。
そこで、私の今までの経験した状況と似ている事から、瞑想やスピリチュアルを勉強していくとそのような状態になるという事を身を持って経験しているので、それを伝えたところ、その方もだんだんと今ある自分の状況に『そのような事が起こっているからなのか』と腑に落ちて、元気を取り戻したのを見て、一安心しました。
このように一連の流れとして、私の中で動けなかった現実が少しずつ変わり始めたのですが、闇雲に結果を急いでいたら、このような気づきがないまま現実を変えただけだったかもしれません。全ては概念ではなく、経験を通して知ることができるのです。この経験を通して、人生で動けなくなるような事は、誰もがこのような経験をするかもしれないですが、ハイヤーセルフと繋がると、そのような感覚からも抜け出せるという事があるのだと実感しています。












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